我が家の小学校中学年の娘は、最近どんどん成長していて親とべったり期間を脱しようとしています。
これまでも、再三このようなお話をしてきました。
※関連コラム
⇒子離れの始まり
⇒「手が離れる」第一歩?
場所見知りも人見知りも激しくて、どこにいっても母の私にぴったりとくっついていた乳幼児期。
それから、幼稚園時代も小学校に入ってからも、どちらかというと慎重派で怖がりで、他の子が1人で出来ることや1人で行けるところも私がサポートすることが多かったです。
そんな娘が、ついに自分だけの布団で寝てみたいと言い出しました。
遅いほうかもしれませんが…とうとう。
寝るときに一緒にいることも不要になっています。
今までは、寝る時間になってものんびり歯磨きをしていて急ぐ気配のない娘に
「お母さんは全部終わったから、もう先に寝てるねー」
と言って寝室に向かおうとすると
「やめて!待ってて!すぐ終わるからー」
と縋りついてきていました。
絶対に1人で眠れなかったんですよー。
本当についこの間までは。
それが今では、時間になると
「もう寝るね~お休み。」
と言ってスタスタと寝室へ。
来なくていいから、と言わんばかりにドアをパタン!と閉められます(笑)
何かすごい!
子供がさっさと1人で寝てくれた後、母はその後本を読んでみたり、録画したドラマを観たりして、1日の最後に1人のリラックス時間を満喫してから眠りにつくことが出来ています。
休日に家でゆっくり過ごす時も、出かけた先でもお互いのペースを尊重して適度な別行動。それぞれが見たいお店を見て、スマホで連絡を取り合いながら合流したり。(今のところは人気のないトイレには1人で行かせず、行動範囲もある程度制限したうえで、という前提にしています)
初めは、子供の自立が進んでいくのを寂しいと感じてしまう気持ちが勝っていましたが、だんだんこの距離感も楽しくなって来ました。
友達と出かけたり、旅行している時の感覚に近くなってきているというか。
でも、友達とは違う、ものすごく近しい存在。
子供のペースや考え方、その時にしたい事などを尊重して、自分も好きに楽しみながら過ごす。
これも悪くないなー、なんて思っていた矢先。
朝目覚めると、何か背中がぽかぽか温かい。
おやおや?
なんと、昨日別々のタイミングで隣のベッドで寝たはずの娘がぴったりとくっついて寝ている(笑)
何コレ可愛いー!
赤ちゃん返り?ならぬ、幼児返り??
と言ってしまうと大げさですが。
実際、中学生でも急に幼いふるまいをしたりすることはあるようですね。
トイレに付いてきて、と言われたり、今日は一緒に寝て欲しいと言われたり。
そんな時は、何か不安なことがあったりする場合もあるので、突き放したりせずに
「今日はそんな気分なんだね~」
と寄り添ってあげると良いそうです!
我が子の場合は、そういう類のものではなかったようで。
しばらく、やだ~可愛いなー♪あったかいし~♪
なんて寝顔見てニヤニヤしていたら子供が目を覚ましました。
「おはよう、なんでここで寝てるの?いつの間に?」
と聞くと、
「寒かったから!」
とのこと。
確かにその日の夜はちょっと冷え込んでいて、暑がりの娘でも1枚かけるものを増やすか、少し厚手のものに変えた方が良かったかもしれないなーというくらいに寒い朝を迎えていました。
それにしても、もうこんな風にくっつくこともどんどん無くなるんだなーと思っているところで、子供の方から来るっていうのはこれまた可愛いものです。
ポケットに入れたまま忘れていた小銭が出てきた時みたいな気持ち!
その後も、突然後ろからぴたーっとくっついたりして来る時があります。
そんな時は、甘えたいときなのでしょうね。
そういえば、娘に後ろからぴたーっと来られた時に急に蘇ってきた記憶なんですが、自分自身も母に急にもたれかかったり、お腹の辺りにギューっとしがみついた時が何度かあったんです。
「急に何やってるの(笑)」と母に笑われました。
一般的にそんなことはしないような年齢になってからのことだということは覚えています。
だけど、母は嬉しそうに見えました。
母が思いのほか、
「もーー、どうしたのよ(笑)」と、フフフ…と、結構笑うので、それが自分としては面白くてたまにやっていました。
最初はそうではなかったんですが、笑う母見たさに変わっていたんですよねー。
自分が母にくっつきたくなった最初の理由は覚えていないんですが…。
今思うと、母も私みたいに嬉しかったのかな。
「なんだこれ、可愛いー」て。
そう思いたい!
私も、たまにくる娘の甘えモードには、私の母のようにあったかい感じでこたえていこうと思ったのでした♪