子離れの始まり

『子育て四訓』
ご存知ですか?

1「乳児はしっかり、肌を離すな」
2「幼児は肌を離せ、手を離すな」
3「少年は手を離せ、目を離すな」
4「青年は目を離せ、心を離すな」

こちらはとても有名なので、見たことがある、聞いたことがあるという方も多いかと思います。
子どもの成長発達の時期によって、それにふさわしい子供との接し方があるというものですね。

乳児期は授乳などで母親とのスキンシップが大切。
幼児期はしっかりと手を握り、時に好奇心が勝ち過ぎて危険な時も、その行動を制御出来る状況下にしておく。

行動範囲がより広がる少年期は、手は離してもしっかり見守る。
自立が進む青年期は自分で決めて進んでいくことを認めて促して、任せつつも心を離さず。

子供の自立のための指南とも、親が子離れするためのステップとも取れますね。

最近の我が子の様子をみていると、ふとした時にこの『子育て四訓』が頭をよぎります。

少しずつ、
2「幼児は肌を離せ、手を離すな」の時期から
3「少年は手を離せ、目を離すな」の時期になってきていると感じるんです。

物理的にも、手を繋いでいるのが恥ずかしいと思い始めているみたい。

先日、近所で買い物中手を繋いで歩いていたら、たまたまその店に同級生の男の子がいたことがありました。

娘は急に手を離し、
「あー、〇〇くんに手つないでるとこ見られちゃったかも…
と一言。

へ~、そういうの恥ずかしいって思うんだ!
と驚きました。

気持ち的にはまだまだ甘えていたいらしいですし、家にいたら何度も抱っこをせがむ有り様なのに(笑)

その他にも、大人っぽいと思われたがったり。
習い事の送迎も、少し手前のところから一人で行きたがったり。

「そろそろ簡単な料理くらい作れないとマズいかな?」
等と言ってきたり…(笑)

学校の後に友達と公園で遊ぶ約束をしてきたり。

一緒に買い物に行ったら、ある程度動くエリアを決めてその範囲内で一人で見たいものを見に行くようにもなってきた。

一人で大丈夫なところは、一人で歩こうとしているのをとても感じます。
ああ、これは私も親として次のステップに行かないとな、と思います。

親子べったり期、いよいよ終わりなんだなと思うと寂しい!

それでも、同級生を見ていると我が子の自立ペースはゆっくり目。
自分が同じ歳だった頃と比べても、一人で行ける範囲も段違いではあります。

普段の行動を見ていて、無理をさせて何かあった時に後悔だけはしたくないと感じているので、これまではどちらかというと過保護気味で来ているかもしれません。

でも、昔と今では家の周りや子供を取り巻く環境が全く違いますし、他所さまの子とうちの娘では個性も違う。

母として、ここではまだ手を離すことは出来ないな、と判断したことは、多少過保護かもしれないと思いつつも堂々と手を繋ぎ続けようと思っています。
だって本当に危なっかしいんですもの。

この辺、葛藤するママさんも多いかと思うのですが、本当に自分の判断に自信を持って良いと思います!
他所はよそ、家はうち、です。

実母からそういう事(ちょっと過保護なんじゃない?等)を言われがち、という話もよく耳にしますが、それこそ
「昔とは全然違うから!」
と言い返してよいです。

何かあっても、誰も責任取ってくれません。

私も、我が子が出来る、大丈夫だと思える子なら、もう一人でどうにかして欲しいアレコレはたくさんあります。
でも、ウチの場合は一つひとつタイミングを見て、少しずつ手を離せるところを増やしていくつもり。

それでも過干渉にならないように、ことあるごとに思い出したいと思うのが冒頭でご紹介した『子育て四訓』です。

今、私は子供と適度な距離感になっているかな?
と自問自答しながら、ちょっと寂しい気もしつつ、子離れして行けたらと思います。

子供が自立するにしたがって心にぽっかりと大きな穴が…とならないように、母親自身が全力で楽しめる何かを探しておくのも大事かもしれないですね!

私は働くのが好きなので、お仕事と、プライベートの両方で生きがいを探していきたいです。