一人でやらなくていい

「仲間の力込みで、、お前の力だ。」
最近の趣味の一つは漫画を読むこと!

感動出来たり、ためになったりやる気を刺激してもらえたりする名作に出会うことも多くて、こちらのコラムでも度々ご紹介させてもらってます。

で、また出会ってしまったんです名言に。それが冒頭の言葉。アニメ化、実写映画化もされている大人気作品『キングダム』14巻に出てくるセリフです。

※『キングダム』は紀元前3世紀、500年の争乱が続く古代中国の春秋戦国時代末期を舞台に「中華統一」を目指す後の始皇帝・第31代秦王と、その元で「天下の大将軍」を目指す主人公・信の活躍を中心に描かれる物語です。
(Wikipedia参照)

※アニメは2024年1月から第5シリーズが放送されますし、実写映画は2023年の7月に3作目が公開されたものの、まだまだ漫画で言うと序盤ともいえる部分までしか物語は進んではいません。
原作ファンたちは「どこまで映画化してくれるのか??」と期待に胸を膨らませています!

「仲間の力込みで、、お前の力だ。」
この言葉、読んだ人が置かれている環境によって、色々な形で「沁みる」一言だと思いません?

ある戦で主人公の信が将を務める小さな隊が多くの死傷者を出し絶滅の危機にあったとき、兵たちは自分たちの命をかけて信を生かそうとします。命令でもないのに、自ら。

信は自分たちには出来ない偉業をやってのける人だと思ったから。
信さえ生きていれば一緒に見た夢は終わらないと思えたから。

傷ついた信を、自らも瀕死の重傷を負っていながら背負って安全な場所に逃げてくれた同郷の仲間が死ぬ間際に残した言葉なんです。
熱いです熱すぎます!

…と感動に浸りながらも思い出してしまった場面がありまして。
こういうのって、ひょんな事から急にに思い出すんですよね~。

それは社会人になって間もない頃の自分が上司から
「誰が全部一人でやれって言った?」
と言われた時のこと。

仕事にも慣れて来たかなと思い始めていた頃。
なんだかちょっとこれまでよりレベルの高いこと任されちゃったかも?
と思ったタイミングがありました。

後から聞いたのですが、上司は最初から私がどんな動きをするか見るつもりで任せたんですって。一人で出来るわけがない内容と期日を設定して。

最初の段階で全体像を掴み、他部署の方の協力をあおぐべき事もあった。
外部の方も含め、誰かに知恵を借りた方が良い事も。

行き詰ったところで指導が入りました。
最初から、それまでとは違う規模の仕事の進め方を指導するつもりだったとのこと。

え~最初から言ってよー、と正直思いましたがそれがその方のやり方でして。
知らなかった事・経験値が足りない部分については一方的に責められたりすることもなくきちんと指導してくださり、とても勉強になったので心に残っています。

キングダムのセリフが出てきた背景とは全く違うんですが、その後の長い社会人生活の中で「仲間の力込みで、自分の力なのかな」ということが身に染みたことはたくさんありました。
一人で出来ることなんてたかが知れているなーって。

周りを見渡すと、人を巻き込むのが上手い人、ついつい力を貸したくなってしまう人…スタイルは色々あれど、快く他人の知恵や力を貸してもらうのが上手な人がいました。
もちろん、仕事においては自分の領域はきっちりこなしているのが前提ですが。

何においても、一人で出来ることなんてたかが知れているんですよね。人間、一人じゃ生きていけないのです。
ママ業も、分からない事や悩んでいることを誰かに相談したり、抱えきれないと思ったら誰かに頼ったりした方がいい。

今いっぱいっぱいのママ達はキングダムの信みたいに、仲間に夢を見させるような立派な生きざまでなくてもオッケー。
誰かを引っ張っていけるカリスマ性とかそういうのも要らないです。

ただただ助け合える仲間、家族、力になってくれる専門家…いますか?
誰かの力借りてますか?借りていいと思います。

自分の子育てが落ち着いた頃に、行き詰ってるママさんみかけたら親切にするってことで、チャラにしたらいいんじゃないかな!

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2023年秋ドラマ化!

⇒やる気アップ本「役割分担」編
漫画『Artiste(アルティスト)』。舞台はパリのレストラン。
「私にできてあなたにできないこと
あなたにできて私にはできないこと

それがいくつも集まってこの店がある

自分一人だけじゃ到底生まれないものができ上がる
だから仕事は面白い
ですね」
こんな名ゼリフが飛び出すお仕事漫画です。

明日頑張ろう!そういう気持ちにさせてもらえるこの作品を熱く語ってます。