やる気には頼らない

「止まってると、ロクなこと考えない」
「思考が良くない方向に行くのはだいたい止まってるとき」

最近推している某アイドルグループの方がラジオで言っていたことです。
(一言一句この通りではないです、だいたいこういう意味のことを言っていました)

私は、
「あぁーそうだよねーー。」
と大きくうなずいてしまいました。

さて、何の話をしている時にこのような言葉が発せられたでしょう。

それは、リスナーからのメールで「大事なことややりたいこと(資格の勉強か何かだったかな…ちょっと忘れてしまいました)をやらなければいけないのにやる気が湧いてこない時はどうしたらよいか?」みたいな相談が寄せられた時のトークでした。

20代のアイドルが、若い世代の等身大の悩みに何と答えたか。
それが、だいたい次のような内容でした。

「ジムに行こうと決めているのに、疲れていたり、ちょっと面倒だな、気分が乗らないなという理由で行かない選択を一度すると、なかなか行かなくなりがちだよね。」

————
やる気が湧かなくて大事なことが出来ない。
この悩みに言えることは、やる気に頼らないほうがいいってこと。

さっきのジムの話で言うと、もうやる気がないとか気分が乗らないとかそういうの関係なくとりあえずジムには行くのが大事。

行くきっかけは、軽く自転車漕ぎだけやって帰ろ、とかそんなんでいい。
とにかく行かない選択はしない、行くこと。

行ってみると意外とやる気が湧いてきて、やっぱり筋トレも少し…とかなってくるし。
————

…というような内容で話をしてくれていたかと思います。
(ちょっと私の夫のエピソードと頭の中で混ざってしまっている部分があるかも…そしたらごめんなさい、でも話の大筋はズレていません。)

私が中年になってたどり着いたところに、この若さで到達していることにも感心しつつ。
やる気に頼らないというアドバイス、素晴らしい。

やる気が出るまで待っていては、ずっと出来ずに時間だけが過ぎていきます。
心当たりがある方、たくさんいるのでは。

実は、「作業興奮」という言葉があります。
何か作業を始めると、一定の時間経過後に能率が上がってくるそう。
そのことが脳への刺激となって、集中力が高まったり、やる気が湧いてきます。

ずっと面倒に思っていた片付けを始めてみたらやる気が湧いてきて、その後しばらく集中することが出来、一気に片付けが進んだりした経験はありませんか?

いざ始めてみたら思っていた以上に順調に進んで、なんでもっと早く着手しなかったのかなと思うようなこと、これまでにありませんでしたか?

やる気が無くても、とにかく始めてみる。

始めてみたら順調!意外と面倒でもない!楽しい!
このような状態になると、その後のやる気に繋がるんですね。

冒頭の、「止まってるとロクなこと考えない」ということについても、自分に当てはめてみました。

次の休みにはあそこに行こう、これをやろうと思っていたことがあったのに…いざ当日になったらのんびりしてる方がいいかな、何か気乗りしないな…と自分を納得させて、思っていたことを何もしないで終了。

その結果、
「あーまた何もしないで終わっちゃった。なんでいつもこうなっちゃうんだろ。やっぱりそもそも時間が足りないんだよ、子供もいるわけだしさー。あれも、これも悪い(と環境のせいにする)。私にはそんな時間取るのは無理なのかもなー。」

なんて、ネガティブ思考に!

「止まってるとロクなこと考えない」
っていうのは、こういう状態かなぁ?と想像しました。

とにかく外に出てみたら、色々な刺激を受けて外出したこと自体も楽しく感じられたりするし、
「行きたかったところに行けた」
「済ませたかった用事を済ませた!」
いい休みを過ごせたな。

と前向きな気持ちが湧いてきます。
止まっているだけじゃなくて、行動!
というのは、何かしたいことがあるなら大正解なんだと、私も思います。

やる気が出ない時は、やる気が出るのを待たずにとにかく始める。
目的の場所に足を運ぶ。

「あ、進んだ。」
「ちゃんとここに来ることは出来た。」
と、小さな目標達成が出来れば、作業興奮状態がやって来るかも!

これから2022年の締めくくりに入る時期ですよねー。
思い残すことがないようにしたい方は、ぜひやる気に頼らないシステムで行動してみてくださいね♪

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