人は忘れる生き物

人間の記憶力って大したことないなーってつくづく思います。

だから、大事なことはメモを取ったり、スケジュール管理アプリを使ったり。
記憶に残したいことは写真や動画に残したりします。

子どもに関すること。
家事やストック品の管理。
家計のやりくりのこと。
仕事のこと。
友人との約束。
子供会や町内会の当番など。

こんな大事なことはさすがに忘れないよー。
とか、
次に確実にコレやるから、メモはしなくていいや。

等と思ってメモをしなかったり、スケジュール登録を怠ったりすると、うっかり抜けてしまったりします。

こんなに大事なこと忘れるなんて!
これはさすがに忘れるとは思わなかった…、と自分にびっくりしてしまうことが。

それだけでなく、家族との楽しかった思い出も。
全部覚えていられるわけではありません。

あとから写真を見たりして、
「あー、そういえばここ行ったんだった!」
としばらく封印されていた記憶を思い出したりすること、多くないですか?

もちろん全てを忘れ去ってしまうわけではないですが、一部の記憶は、普段はあまり思い出さなくなっていきます。

そうそう、子どもとの思い出といえば、
「子どもが小さい時に色々連れて行ってあげても、結局覚えてないって言うよねー」
なんて言葉を耳にすることもあります。

確かに言われてみれば、自分自身の記憶をたどってみてもその通りです。

でも、赤ちゃんと言われる時期や未就園期だって、その時の感性で何か感じ取ったり、経験値を上げることにもなっているはず。

何より、親だって子供との思い出が欲しいですよね。
子どもが親と一緒に出かけるのを喜んでくれる期間は本当に短い!

せっかく親にしてもらったし、子育てが落ち着いてからゆっくり振り返る事が出来るような楽しい思い出をたくさん作っておきたい。
作らせてください!て思います。

そう思って色々と工夫をして休日を過ごしてきましたが、悲しいことに、写真や記録が無いと結構忘れていってしまいます。

逆に言うと、写真やちょっとしたメモがあるだけでその日の記憶が呼び覚まされます。
私は今でも手書きのスケジュール帳を愛用しているのですが、毎日ではないながらも、その日の出来事を簡単にメモしています。

一行足らずのメモですが、後から見てもその日のことが思い出せるんですよねー。
たった一行のメモで。これはすごい!

小学生の夏休みの宿題で出る一行日記もすごいですよ。
翌年までとっておいて見返してみたら、前の年の夏休みの日々が思い出せて、子ども共々楽しいひと時になりました。

さらに写真があると、もっと鮮明に思い出せます。

写真を撮ることに夢中になり過ぎると、その場を楽しむことへの注力が半減してしまうのでほどほどが良いとも思うんですが、あとから振り返りたいと思う瞬間があると、記録として写真を撮るようにしています。

最近では、キレイな景色や子どもが楽しそうにしているところ以外でも、この事を覚えておきたいなと思った時にはなんでもない光景をパシャリと撮ってしまいます。

ただパンケーキを焼いてあげただけなのに子どもが思いのほか喜んでくれて、私まで嬉しくなった時とか。

部屋着どころか下着姿に近い服装に、適当に結んだ髪もソファーや床でゴロゴロしたせいでボロボロ…そんな姿の娘が散らかったリビングをバックにパンケーキ食べてる姿など、全く映えない写真だったりします。

でも、後で見たら絶対に楽しく振り返ることが出来ると確信できます!
そういう瞬間を覚えておきたいなーと思って。

ちなみに、筆者は最近SNSに投稿された赤ちゃんの可愛い動画を見るのが好きです。
見ている中で、
「あー、私ももっと撮っておけばよかった!」
と思っている場面があります。

それは、離乳食を食べている姿。
それと、はいはいやつかまり立ちくらいの時期の動画!

特に離乳食をあげているときって、ママは手がふさがっているのでカメラを固定しないと撮れないですよね。
皆さんどうやって撮っているんだろう?
と毎回感心してしまうのですが。

とにかくめちゃくちゃ可愛いんですよね~。

離乳食については食べてくれない期もあったりするので、そんな時は動画撮ってる余裕はないと思いますが…。
更に我が家はその頃、夫が月に数回しか家に戻らないような出張続きの仕事をしていたのでワンオペの日々。

この可愛い時期の写真や動画、結構撮っていたつもりだったのに意外と少なくて。
あー、初めて食べてくれたときどんな感じだったかな?
と一生懸命思い出そうとしても、記憶に靄がかかったようになってしまってます。

何とか口に入れてくれるようになったら、パパにも協力してもらったりして、残せる方は残しておいて欲しい!

記憶は薄れていくし、忘れることは人間の特技だとも言いますしね。
だからこそ、覚えておきたいこと、あとで思い出したいことについては、記憶を呼び起こすための鍵をたくさん残しておくのが良いと思います!

※関連コラム⇒記憶の引き出しを開ける鍵