喜べなかったサプライズ

今年度は幼稚園・保育園や各学校の行事もどんどん通常どおりのスタイルで開催されるケースが増えてきつつありますね。

小学生の娘の宿泊を伴う学校行事も、コロナ前のやり方に戻すと発表されました。
幼稚園以来!久々に娘が帰ってこない日があるのかー、なんて思いました。

今年、年長さんたちのお泊り会はどうなのでしょう?
やっぱり通常開催に戻る園が多いのでしょうか。

ウチの娘初の家族から一人離れてのお泊り、幼稚園のお泊り会!
と言えば、その日は色々な意味で忘れられない日になっています。

普段から引っ込み思案で知らない人だらけの環境が苦手。
慣れない環境も苦手。
どこに行っても母にくっついてばかり。

当時そんな子だったので、母と離れてバスに乗り込んでいくときにはもっと不安そうにするかな、出発の時なんて泣いちゃうんじゃ?
なんて思っていたら意外とケロッとしていて、笑顔で手を振って出発していきました。

おお、たのもしいじゃん!
あとは家に帰って、今日は自由時間を満喫するぞー!
と、娘を見送った後は弾むような気持ちで帰宅しました。

夫の帰りも遅い日が続いていて、この頃育児面はほぼワンオペでした。
なので、ちょっと遅くまでかなりの時間1人で自由になる環境だったんです~!

楽しみ、楽しみ過ぎる!
何を用意したのか細かくは覚えていないんですが、多分お菓子やスイーツを少々買い込んだような気がします。

とにかく、まずは夕飯の支度までの間は映画を観るぞー!
と、帰ったら早速ダル着に着替え、コンタクトを外しターバンで前髪をガッツリ上げ、+メガネというおうち時間を満喫する気満々のスタイルに。

もちろん化粧もさっさと落として。

こんな風にセッティングバッチリな状態で映画観るなんていつ以来だろうか。
なんなんだこの懐かしい感じはー!

と、久しぶりに「ママじゃない自分」に戻って映画に没頭。
鑑賞2本目だったかな、そんなに感動するとは思っていなかった映画で思いのほかいちいちウルっと来ちゃって(親子の絆みたいなのがもう…気づけばそういうのがツボに入っちゃう人になっていたのです)。

最終的には号泣って言ってもいいレベルでしながら観てました。
泣ける映画もいいな、次は狙って「泣ける系」のやつ観よ~♪

なんて思いながら、前髪全上げメガネスタイルで顔ぐしゃぐしゃになって、感動の場面に浸っていたら突然…ガチャっ。

「ただいま~♪」
と夫氏帰宅。

「え?」
「何何何、何やってんの。」
咄嗟に出て来たのは、誰が見ても明らかに「引いてる」リアクションです。

だって早く帰ってくるとか知らんし。
それなら言っといてくれないと、ねぇ。

乳児期乗り越え、娘が幼稚園児になってからは働きながら。
やっと年長まで来たんだよ。
久しぶりに仕事もママもお休みして自分時間を満喫できる日なんだよ。

この時期のママにこういう時間どれだけ貴重か知ってる?

「えー。何その反応。
せっかく夕飯美味しいものでも食べに行こうと思って、サプライズで早く帰ってきたのにぃ」
だって。

いやぁ。
それはサプライズにしちゃだめなやつ~!

いつも日付変わる頃に帰ってくる人なんですよ。
夢にも思わなかったよ。

それなら言っておいてくれれば、
行ってみたいお店なんてたくさんあったのに~。
さすがにここまでお家モード全開で顔もぐしゃぐしゃの今、ここから出かける気にはとてもなれない…。

結局その日は夕飯を作ってもらったような気がします。
店を予約している、とかではないっていうところが我が夫らしいところ…この時はそれが助かりました。

もちろん、気持ちは嬉しかったというのはきちんと伝えましたよ!
なんか拗ねてましたが…。
育児&仕事疲れを癒したい気持ちの方が断然勝っちゃったのです、その時は!

今年の宿泊行事は、周りのママさんの下のお子さんも大きくなり、パパにお任せすることなんかもできるのかなぁ。

ママ同士でご飯いくのも悪くないな。
それとも、夫婦2人でちょっといいお肉でも食べに行く?(肉希望)

どちらか1人はお酒はやめておかないとねー。
なんて、今から色々考えちゃいます。

なんだかんだで子どもが帰ってこないなんてこんな寂しいことないな、で終わり、翌日のお迎えの時間まではソワソワしちゃいましたけどね。

我が家の笑える思い出、何かの参考にしてください(笑)