恐怖のお弁当の日?

小学生のお子さんがいるママさんたちはお分かりかと思うのですが、年に何度か、運動会や遠足などの行事以外でも「お弁当の日」ってありません?

子供が小学生になると、日ごろお弁当作りからは解放されているので、なんでもない平日の「お弁当の日」は身構えてしまいます。

今年度も、2度目の「お弁当の日」がついにやってきました。

我が家は学校から距離のある学区なので朝出ていく時間も早い!
数日前から
「時間に間に合わせないと…」
というプレッシャーがありました。

不器用な私にとってはそれだけでも心の重荷だったのに、何と学年ごとの目標というものが年々レベルアップしていくのです。

今回の目標は、
「家族と一緒に買い物に行って食材を選び、一緒に調理する」こと。

一緒に調理!一大事です!!
私にとっては…。

そして、お弁当の計画を書く用紙があって、子供が計画したお弁当を作ります。

行事のお弁当は子どもの希望ももちろん聞きますが、冷食活用で時短で出来るものを自分で考えパパっと仕上げます。今回は子どもの計画を尊重しなければなりません!

真っ先に思ったことは、
「これ、フルタイムママとかもちゃんとやってるのかな?
「みんながみんな器用にこなせるわけでもないのでは?」
当日は大変だぁ…。」

マイナスなことばかりでした。

かたや、子供は…。
目をキラキラさせてお弁当の計画を立てています。

やはり、無理のない範囲というのも大事なので、ちょこちょこっと母も口をはさみつつ、
「これなら一部は夜に作って、あとは朝一緒に作業でなんとかなるかな?」
と思えるメニューに落ち着きました。

母が並々ならぬプレッシャーを抱えていることも知らず、
「フライパンで焼くのやってみたい!」
「ポテトサラダのジャガイモつぶしたい!」
等々、調理を心から楽しみにしている我が子。

こんなに楽しみにしてくれているんだから、時間無いからとあしらわずにちゃんと付き合ってあげたほうがいいよな…とだんだん私も前向きな気持ちになってきました。

そして、夜に準備するものは私が準備をして、いよいよ迎えたお弁当の日当日の朝。
十分に早起きをし、調理をスタート!

じゃがいもを洗って、芽を取り、皮を剥いてもらいました。
玉子焼きに使うたまごを割ってもらいました。
玉子焼きを作る工程を最初から丁寧に説明して、通しで見てもらいました。
(後日挑戦したいと言うので…)

その他にもちょっとした作業を手伝ってもらいつつ進めていたら、驚くほどに時間が経ってしまっている!!

早めに始めたつもりだったのに…やっぱり教えながらやるのは時間がかかりますね。

「やばいじゃん、もう朝ごはん食べな!」
と、作り立ての玉子焼きの一部を皿にのせて、炊いたばかりのご飯にはごま塩をふって、超手抜き朝ごはんに…。

いつもは母に頼っている髪型も、さすがに時間が無いことを悟って自分で簡単にひとつに結んでくれました。

バタバタ過ぎて途中から変にハイテンションになる親子。
ゲラゲラ笑いながら、お互い何とかお弁当と身支度などが完了。

母は、仕事行く前にひと山越えました…。

終わってみて思ったことは、純粋に心から楽しかったです。
マイナスなことばかり頭に浮かんでいた自分が恥ずかしくなるくらいです。

子供と一緒に料理をするのがこんなに楽しいとは。
子供が楽しそうにしていたからそう思えるのだと思いますが…。

我が子はちょうど料理をしてみたい!何か作れるようになってみたい!と思っていたようなのでタイミングが良かったんですね。

多分、きょうだいの人数が多かったり、仕事に行く時間が早いママさんはとーっても大変で、楽しむ余裕なんてあるか!って感じですよね。
私も仕事の状況によってはマイナス面だけ感じて終わったかもしれません…。

今回は子供のやる気のタイミングも合っていたりと色々条件が揃い、朝から楽しい時間をありがとうと思えました。
またまた子供からパワーを貰ってしまった!

それに、せっかくのやる気を酌んであげる場を作ってあげないと勿体ないと思いました。

実際、平日の朝からやるには時間的に本当に厳しいものがあり、やれる事にも限界があるので、夕飯の支度や休日などに、ちょっとしたお手伝いはしてもらうようにしていきたいなと思います。

一度そう思ったこともあったんですけどね…小さいうちは戦力になる感じではないので、時間が無いからと料理はあまりやらせなくなっていました。

寛大な心でお手伝いをさせているママさんがいると、尊敬してしまいます!

今、ウチの子はきちんと説明したらなかなかの戦力になってくれている!
結構色々できるではありませんか。小学生すごい!
説明いらなくなったら、普通に助かる~。

やらせる機会が無かったら気付かなかったことです。
今回のお弁当の日は、全然恐怖の日じゃなかった!

そのうち、何でも「めんどくさーい」と言い出すようなお年頃がやってきてしまうかもしれません。

目をキラキラさせて
「玉子焼き作れるようになりたいの!」
と言ってくれているうちにたくさん練習させちゃいます♪