先日、3人のお子さんを育てている友人に数ヶ月ぶりに会いました。
1番下の子はまだ1歳になったばかり。
そしてこの数ヶ月の間に友人は職場復帰をしました。
職場復帰後しばらく経ったけど、どう?
というタイミングで、会って少しお話してきた感じです。
1歳児、保育園児、小学校低学年のお子さん3人を抱えての仕事復帰、想像通り?いや想像以上に大変なようで…。
そして友人のご主人は朝早くから夜も遅くまで、なかなかの長時間働いている方です。
それもあってか、
「パパも疲れているだろうし…。」
「いつも頑張ってくれてるから。」
という感じで、友人はパパに子育て大変アピールもあまりしないし、もっとパパにも子育ての面で戦力になって欲しいという気持ちはあるものの、強く責めるようなことはしていないようでした。
そんな彼女が、最近自己嫌悪に陥った瞬間があったという話をしてきました。
どんな展開でそうなったかは割愛しますが、パパとの会話の流れで、
「じゃあ、ご飯は炊いておいて。」
と言われた時、パパの背中に向かって思わず
「はあ?自分で炊けよ!」
と呟いてしまったとのこと。
そして、そんなことを言ってしまった自分に戸惑っているというのです。
ちなみに、その呟きはそもそも小さーい声だったのと、パパに届く前にパパは寝室へと消えて行っていたので聞こえてはいなかったみたい。
基本、パパにそんな言い方でこういうことを言う人ではないので、無意識に聞こえないようにそーっと言ってしまったのでしょうか…。
今までこんなこと言わなかったのに、なんでだろ、普通に口をついて出て来た…。
という彼女。
話しを聞いていた私ともう1人の友人は、
「自分も働いてるからじゃない?」
と言いました。
もちろん、働き始める前だって決して余裕があったわけではないはず。
でも、仕事に行くというルーティンが入ってくると、ママの生活は一変します。
自分で自分の支度が出来ない子供たちの支度を整え、自分の支度もして、家族の朝ごはんを準備して時間を守って出勤。
確実に、前よりも余裕が無くなったものと思われます。
パパも戦力になってもらわないと、キツいですよね。
それでも、私の友人のように、
「パパだって毎日いっぱいいっぱいで働いてるのに、強く言えない。」
と思ってしまうママはいます。
ママは働いていなかったとしても、24時間子供のペースで生活しているし、気を張って命を守っているというのに。
パパは朝から晩まで毎日長時間労働、土曜日出勤まである場合もあるそう。
確かに大変でしょう。
疲れも溜まっているでしょう、それは事実だと思います。
でも、ママも自分の時間も一瞬たりとも取れずに毎日子供と向き合って、働きに出てもいる。
「よし!友達から来ているLINEに返信するチャンスだー!と思って、それも一瞬、と思って椅子に座ってスマホ持った瞬間に、絵本を持った2番目の子がママ読んで!って寄ってくるの。
そんな一瞬もないくらい、最近いっぱいいっぱい。」
それでも、保育園に通っている2番目の子が環境の変化を嫌う子なので、退園にさせないために、その子が卒園するまでは踏ん張りたいと言います。
母は強し、ですよね。
そういう事情なら、やはりパパにしっかりと伝えた方が良いと思う旨を、もう一人の友人と伝えてきました。
せめて、時間に間に合わなければいけない制約がある朝は手伝ってもらうとか。
どの子育て家庭でも、短い時間に「一気に」「主に」ママの手が塞がりがちな時間帯です。
(もちろん、分担バッチリのご家庭もありますが!!)
正直、朝ごはんくらい自分でなんとかして、大人なんだから!
と言いたくなりますよね。
今まで言ってこなかったのがすごい!と私なんかは思ってしまうのですが。
パパの大変さにも寄り添いたい、強く言い過ぎるのは好きではないというママも実際います。
その気持ちには、私たちも友人として寄り添いたい。
ですが、彼女が体調を崩さんばかりの様子だったので、パパにもう少し頑張ってもらうように言った方が良いなーととっても思いました。
お2人とも、実家が遠くて夫婦で乗り切る以外無いという環境でもあるので余計に。
こういうことで、自己嫌悪に陥ってしまうママさんの気持ちも分かります。
私もどちらかというとそっち寄り…。
でも、思わず口をついて出てしまった悪態も仕方ない!
そりゃあ言いたくもなります。
でも、人ひとりで出来ることにはやっぱり限界があるので、やってくれたら助かるのに…と思っていることがあるなら、ぜひお願いしてみてくださいね。
夫婦ですから!
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