小学生が考えた「ワーママを助けるもの」

子供って、本当に親のことをよく見ていますよね。
そして、自分たち親が作り出している家庭の環境が、子供の人となりを作るのに与える影響は大きいと感じます。

先日、娘の小学校の国語の授業で「広告を作る」という課題がありました。
持ち帰って来た、我が子が作った広告を見てとっても微笑ましかったです。

我が家で育ったからこそ浮かんだと思われる発想、問題意識が満載だったからです。

娘が考えた架空の広告は「即席クロワッサン」の宣伝広告。
子供やお母さんの朝ごはんにとおすすめする商品を想像して作られたものでした。

持ち帰ってきた課題の用紙は、実際に作った広告ビジュアルが表面になっています。

裏面には、どんな人に一番おすすめしたいものなのか、一番伝えたいことは何なのか、それを伝えるためにした工夫などが書かれたコンセプトの説明のようなものが書かれていました。

おすすめしたい相手は子どもやお母さんで、「親子向けです」と明記されています。

時間がない時の朝ごはんにおすすめする商品で、美味しいのに作るのが楽だということを伝えるのが目的の広告ですって。

「それを伝えるためにした工夫」は、どんな時に使う商品かということをキャッチコピーで表すこと。
とあり、一番目立つ大きなキャッチコピーは
「朝ごはん間に合わない」と…。

その下に、そんな時は●●クロワッサン、みたいに書かれています。
そして大きく美味しそうなパンの絵が真ん中に。

周りには女の子とお母さんらしき人の絵も書いてあって、「子供も喜ぶ♪」「会社に行く前の朝ごはんにも♪」とそれぞれのセリフ風な言葉も。

え…私そんなに朝ごはん間に合わない~って感じで毎日焦ってるのかな。
あと…パパの存在どこいった?
ママトコドモしか出てきてないぞ(笑)

父も会社に行く前の朝ごはんは急いでかきこんでるのは一緒だけどねぇ…。
あ、でも妻に出してもらったの食べてるだけか!
朝はお母さんが大変だなって感じを出し過ぎてた?

とツッコミどころもたくさんありましたが、我が家で育って来た子の発想だな~ととっても感じて、嬉しくなってしまいました。

無意識に、ウチの困りごとを解決するものを考えてくれたのでしょうか。
特に、会社に行く前の朝ごはんに。
というくだりがもう…。

「会社行く前に朝ごはん食べ忘れて行っちゃったよ~。」
「掃除とか洗濯とかしてたら時間足りなくなっちゃって、ミックスナッツだけ食べて仕事行った。」
とか、何度か娘に言っちゃってたなーと思って。

世界中に「会社に行く前に朝ごはん食べてる人」はいるんですけど、ここに書かれている
「会社に行く前の朝ごはんに」
というのは、娘としては出社前のママを想定しているのはほぼ確定と思われます。

広告の中で、ママっぽい女性にそのセリフを言わせてたので…。

「何コレ、お母さんいつもそんなにバタバタしてる?」
と聞いてみたら、お年頃的に素直じゃなくなってきているからか
「これ作った時何か食べたかったんだよ、だから食べ物の広告にした」
なんて言われました。

でもね、お母さんが楽出来て。
それでいて子供も朝から美味しいものを食べることが出来る。
そういうのがいいなーっていう想いが根底にあるんでしょう?きっと。

それとも、単純に朝ごはんが質素過ぎると思われていたらどうしよう!
(それは今度聞いてみることにします…)
そうだったら、遠慮なく言って欲しいなぁ。

親に負担かけないようにしようって思ってくれるのはありがたいけど、親としても、そんな遠慮させるような心の負担はかけたくありませんよー。

それにしても、即席クロワッサンがあったら食べたいですよね♪

今はスーパーでも見かけるようになった、あとは焼くだけのタイプとかじゃないですよ。
娘が考案したのは、お湯をかけて少し置き、そのお湯を捨てたら美味しいクロワッサンになるという夢の商品です!

保存もきいて常備できる!未来感じる!

「お母さん、コレあったら絶対買うよー♪すごいね、よく思いついたね!きっと他にも助かる人たくさんいるよ。
と言ったら嬉しそうにしていました。

毎日バタバタで必死ですが、働くママとその子供がみーんな幸せでいられるには?と考えられる子を育てられているのかなと思うと、これって社会のためになってるじゃん!
と言わずにはいられません!