体調悪いのに嬉しかった思い出

先日、子供が久しぶりに体調を崩しました。

マスクや手洗い励行のおかげだった?のか??
最後に風邪症状などで病院にいったのがいつだったのか思い出せないくらいです。
ありがたいことに、たまたまうちの子はそうでした。

調子が悪かったのはほんの数時間のことで、偏頭痛だったのかな?
という程度でした。
暑い日だったから、身体が対応しきれなかったのかもしれません。

しかしその間本人は辛そうで…。
最近しっかり者になってきていたのですが、目に涙をためて
「痛い…辛い」
と私にくっついて甘えてきて、赤ちゃん時代が思い出されるくらいでした。

薬を飲んで少しずつ楽になっていく間も、
「となりにいて…」
というのでずーっとついていました。

私自身が小さかった時のことを思い出しながら。

風邪をひいたときに優しかった母のことをよく覚えています。
思い出すと嬉しくなる大切な思い出です。

私は長子で、小さい頃は何かと2つ歳の離れた弟が優先されている気がしていました。
親はそんなつもりはなかったようですが、ずっとそう感じて過ごしていました。

そういえば、
「お姉ちゃんなんだから」
と言われて色々我慢させられた記憶は、実は無いんですよね。

でも、何となく自発的に、自分が我慢したほうが場が収まる気がするところでは我慢していました。

風邪をひいて熱を出したりして寝込んだときは、母がいつも優しくなって(いつもより優しく感じられていただけで、今振り返ると母は基本的に常に穏やかで、優しい人なんです)。

いつもは言えないわがままも言って良いような気がして、遠慮なく言えました。
それも、言っていいような雰囲気を母が作ってくれていたのでしょうね。

「食べたいものある?」
と聞かれたら、

アイスが食べたい
プリンが食べたい
ぶどうのゼリー食べたい…

等々、気兼ねなく言ったものです。

中でも、ぶどうのゼリーを最初から希望できることなんて滅多にないことでした!

いちご味、オレンジ味、ぶどう味のゼリーが3つ繋がっているのがあって、しょっちゅう家にあったんです。

私はぶどう味が一番好きだったけれど、弟がだいたい
「ぶどうがいい!」
とて先に言うので、ぶどう味はほぼほぼ弟に譲っていました。

弟が他の味を食べたい気分の時に、心おきなくぶどう味にありつけるのです。
ぶどう味を食べられることが全く無いわけではないし、自分はお姉さんなんだから仕方ないと本気で思っていました。

それでも。
自分の希望を一番に叶えてもらえるのってやっぱり嬉しいものなんですよね。
自分より先に誰かが選んだあと、残ったものから選ぶよりも嬉しい!

それから、お願いしなくてもだいたい出てくるのが、
たまご粥とすりおろしたりんご。

お粥というか、雑炊だったのかな?
とにかくそのお粥とすりおろしりんごが楽しみでした。

体調を崩すのは嫌だけど、横になって休まなければいけなくなると、心のどこかで
「お母さんが優しくなって、いつもの美味しいものが出てきて、わがままも聞いてもらえる」
と期待していました。

そんな時のことを、いい大人になっても覚えているものなんですねー。
自分が弱っている時に最大限寄り添ってもらえたということが大きいのでしょうか。

久しぶりに体調を崩した我が子にとって、今日のことは幸せな記憶の一部になるかな。
私と同じような思い出を作ってあげたいな、と思っています。

ちなみにこれはとある平日の19時くらいの出来事。
今はありがたいことに、翌日の仕事については色々と調整をしやすい環境で働かせていただいています。

この時間帯や朝に子供の体調不良に遭遇したワーママを悩ませるのって、
「とにかく関係各所に連絡を…」
「穴をあけるわけにはいかない、どうしようどうしよう…何とかおさまって~!
「朝一かかりつけ医のWEB予約開始と同時にスマホに飛びつくためにアラームセット」
「午前中病院に行くパターンになった時のタイムスケジュール、周りへの迷惑を最小限に乗り切る道筋をすぐに考える
等々やるべき事・判断すべき事に一気に襲われることですよね。

それによる表には出さない(ように頑張ってるつもり)焦りと葛藤。
筆者は、今はそういったものから少しだけ開放されている状態です。

本当にありがたいことです。
(焦りと葛藤の連続だった日々もありました…。「なんで今熱出すの?」と顔に出ていなかった自信がありません。

もちろん、急に穴をあけることに対しての申し訳なさがゼロになることはありません。
でも、関係各所に一刻も早く連絡し、ありのままを伝える以外の選択肢は無いですからね。

子どもには、
「なんで今熱出すのよ!」
な素振りは見せずに、体調が悪かった時に優しくしてもらった思い出をあげたい。

働くママさんが皆そう出来るような世の中にしていきたいなー、て思います。