子供が産まれたばかりの頃は、1日毎に顔が変わるように思えて毎日のように子どもの写真を大量に撮っていました。
何かこれまでと違う声の出し方してる!
私の顔を目で追ってる!
今笑った??
大人からの働きかけに反応するようになった!
気付けば新生児サイズの肌着が小さい!
何か言いたそうにしてる気がする…
等々、短期間での成長度が大きいんですよね。
その後も、たくさん動くようになって寝返り成功させてハイハイしてつかまり立ちして…と、
「出来た~!!」
と夫婦揃って歓声を上げる瞬間がたくさん。
そんな我が子も4年生になりました。
もちろんまだまだ成長段階。
こんなこと出来るようになってるんだ、すごーい!
と思うことはたくさんあります。
でも、出来た瞬間に立ち会えて、
「うわーーー出来たね!」
となることはだんだん少なくなって来たような。
その代わり、母は知らなかったけど、気づかなかったけど、いつの間にか身に付けていてびっくり!
みたいなことが増えています。
そんな中、先日久々に
「自分で出来るんじゃーん!」
という感動の現場に居合わせることが出来て盛り上がったことが。
それは、諸事情で夕食の時間が少し遅くなりそうだった時。
「ご飯何時ごろ?」
と聞かれて、その時の状況をふまえて答えると、
「もうお腹すいちゃったし、お菓子食べすぎも良くないからおにぎり作ってご飯だけ先に食べるわ。」
と言うのです。
「え、出来るの?」
と思わず言ってしまったのですが、逆に
「え?」
みたいな反応をされてしまいました。
今までも、学校の課題でやったこともあるし、週末にドライブお供のおにぎりを作ってもらったことはありました。
でも、道具や具材を並べて置いたうえで、お膳立てばっちりな状態からやらせてしまっていました。
週末おにぎりは夫が料理番組のように手に届く範囲に具材を並べてスプーン等も準備してあげていたし…。
そして私は変なところで細かくて、自分なりのルールで収納されているものが乱れたり、キッチンが散らかされるのがあまり好きでなく。
夫や子供が手伝ってくれる時も、そういうこだわりの領域が乱されない程度に、少ーし手を出してしまったりするんです。必要な物だけは先に出しちゃうとか。
そういうこだわりが自分の首を絞めることにもなるって分かってはいるのですが…。
自分にとっては、そうした方がストレスにならないという面もあります。
だから、
今お母さんはすぐに動けないけど、準備から全部やってくれるのかな?
お母さん、ボールはどこ?
ラップはどっちを使うの?
ツナ缶はどこ?
等と聞いてきて結局私が一度腰を上げないといけないのかな??
と構えていました。
果たして結末は。
「中身は何にしようかな?」
と話しかけられはしましたが、ちょっと空気を読んだような雰囲気で、
「ごましお付ければいいや!」
と、ラップを出してご飯をよそい、母の手を借りずにスムーズに作っていました。
「すごいじゃん!色々準備しなくても、ご飯さえあれば大丈夫なんだー!」
と、大げさに褒めると嬉しそうにしていました。
「おにぎり美味しいわー。もう1個作っちゃお。」
とまさかのおかわりまで。
小4にもなったらそれくらい出来るでしょ?
とお思いの方もいらっしゃるとは思いますが…仕事もあるし、夕方の宿題見守り、ご飯、お風呂、就寝までの流れは本当に余裕がありません。
そこはお仕事の有無にかかわらず皆さんそうですよね。
そんな中にあって、不器用な私には、子供に何か手伝わせるより自分がやってしまう方が早いので…。
やらせることによって自分の仕事が増えそうな気がする領域はついつい触れさせずに来てました。
そんな我が子の、ちょっと遅めかもしれないけど、人生で初めて、親に頼らずにお菓子以外でお腹を満たした記念日!
嬉しくて、嫌そうにしていたけど頼み込んで、笑顔でおにぎりを頬張っているところを写真に撮らせてもらいました。
「何かお母さん、今日のこと覚えていたいんだよ!いいでしょ?」
と言ったら撮らせてくれました。
私の嬉しい気持ち、伝わってるといいな。
後々、記憶の扉を開ける鍵としての一枚。
久々に、いいのが撮れました♪
未就園児や保育園・幼稚園に通うお子さんのママさんたちにも伝えたい!
小さなことに感動できる日々は、ちょっと生意気になってきたかな?と思うようになってからもまだまだ続きますよ~!