小さな仕事も大切に

今日は、お仕事のお作法的なテーマでお送りします。

好感度高く働くために、小さなお仕事も丁寧に正確に。
自分の仕事のその先にいるスタッフに
「いつも助かる~♪」と言われる人でいましょう!
というお話です。

最近、仕事の悩みについて友人と話す機会がありました。
悩んでいるのは友人のほうです。

私の友人なので(笑)
それなりの年齢となっております。

ですので、それなりの責任ある立場になっています。
その友人の管理下に「主たる業務」以外の仕事をきちんとしてくれないスタッフがいて、どうしてもそれが改まる気がしないとのこと。

「小さい仕事は適当でいいと思ってるふしがあるんだよね。
自分のメインの仕事はこれじゃないし、みたいな。」

ああ…そういう人、出会った事あるなあって思いました。

私が出会ったその人は、PCスキルが高い人でした。
とにかく仕事が早くて正確。

でも、苦手分野も…。

企画、アイディア出し等々。
新しい仕事のオペレーションを最適なものにしてマニュアル化、チームに共有して定着させる事。
新人教育。

そういう方面があまり得意ではない人。
その苦手分野は周りがカバーしていたのに、自分のPCスキルへの絶大な自信からか、いつも周りを見下した態度を見せていました。

そして、よく総務に注意をされてる人。

遅刻が多かったり、社内で決められている事務手続きがおろそかだったり。
(経費精算の書類不備、会社から何か借りる場合の提出物不備、総務から求められる提出物の期限を守らない等々…年末調整書類とか…)

それから、各部署のスタッフが持ち回りでやらなければいけない当番制の業務にはあからさまに身が入っていない。
(懇親会・忘年会の開催等の担当や、全社員が一定レベルの知識を常に持っていないといけない分野の社内講習会・試験の担当、新卒採用等々、1年ごとに必ず何かの担当になるシステムでした。)

自分の当番以外の当番業務のスタッフに対してもレスポンスを後回しにする等、協力的でない。

暗黙の了解で、部署のメンバーで順番に出ていた部署直通番号宛ての外線電話、どんなに鳴っても取らない。
(こちらは暗黙の了解をやめて、席の順に出るルールにすることで解決しました!)

結果や上司からの評価に直結しない業務は適当でいい、後回しでいいという考えなのかな、という印象でした。

さて、友人の会社のスタッフは。

ちょっとした頼み事(だけどやってもらわないとこちらは前に進めない事)をやってくれない。
チャットでも、他のスタッフは
「かしこまりました!」等の返信(依頼内容見たよ、の合図でもありますよね)もあり、速やかに対応してくれるのに、一人だけ返信無し。

まだ見れてない状況なのだろうと待っていても、返信も無ければ対応報告も来ない。
もう時間的に待っていられないとなって催促すると、未対応!

提出物が期限通りに上がってこない

決められた手続きを手順通りにしない

等々、事務処理がとにかく苦手なのか、きちんとしてくれないんだそうです。
しかし、業績を左右するようなポジションにいて、仕事への評価は高い存在だとのこと。

ウーム。
事務処理面でもかかわる友人にとってはストレスの種なんですね。
何度注意しても直らないというから、それも驚きです。

しかし、今のままでもそのスタッフの評価が下がるような仕組みは社内に存在しないそうで…。
「これからも仕事で評価され続けるんじゃないかな」
と言っていました。

それでも、下についているスタッフからは不信感が垣間見える気がするそうです。
依頼されたことをすっぽかされている人は他にもいたのでしょうか??

色々な伝え方をしても変わらないというそのスタッフ。
周りの不信感が募り、問題が表面化して一度大きな失敗をしないと事の重大さに気づけないのかもしれません。

ちなみに、私が出会ったPCスキル高い子さんは自然と孤立していき、ご本人の希望から離れた部署へ異動しました。
見ている人は見ていたのかな…と思いました。

友人のお悩み、
「そのスタッフに何と伝えれば良いのか」に対して気の利いた答えは出せませんでした。

ですが、自分の経験とも照らし合わせて、どんな仕事でも依頼主の立場になり、やった先のことも想像して確実に丁寧に対応しないといけないなと改めて思いました。

皆さんは、今回の事例に登場したお2人、どう思われましたか?

小さな仕事をおろそかにする人は大きな仕事も任されない、てよく言いますよね。
小さな仕事をおろそかにする人には、本当に大事なことは頼めなくなっていくのだと思います。

友人も、ここぞという時にそのスタッフに大事なことは頼めないなーと言っていました。
今評価してくれている方々もそうなってしまう前に、どうか気付いてくれますように…。