遅刻魔が心入れ替えました

私は学生の頃から時間にルーズでした。

友達との買い物、映画鑑賞、気になってたオシャレカフェに行く、等々の約束に時間通りに行けたことはほとんどないと思います。

学生時代にしていたアルバイトでも遅刻が多いほうで、大して歳が変わらないバイトリーダーに別室に呼ばれて怒られたことが何度かあります。
お恥ずかしい!

携帯電話が普及してからは遅刻癖に拍車がかかり、仲の良い友達からは待っているのが苦にならない待ち合わせ場所を指定されていました。

みんな、よく友達をやめずにいてくれました。
若くして言いにくいことを言う役割を担ってくれてたバイトリーダーのTくん、ごめんなさい。

派手にやらかしたときは最大1時間以上も待たせたことがありますが、大抵遅れるのは10分15分。
こんな風に「ちょっとだけ遅れる」人って、出かける前の段取りに問題がある人です。

約束の時間に間に合うためには●時●分には家を出なければいけない。
その時間に家を出るには、●時には起きる。
●時には身支度完了。

という風に、逆算して行動するのが普通…だと分かっているつもりが出来ていなかったり、逆算行動がそもそも出来ていなかったり…。

そういうのが苦手な性質の方もいますが、私の場合はどうやらただの努力不足だったようです。
というのも、社会人になったらある程度治ったから…。

少なくとも、仕事に遅れて行くことは何らかの事情がない限り無くなりました。
社会人になりたての頃は、電車でメイクして何とか間に合わせたり(乗り合わせた皆さま、見苦しいものをお見せしていて申し訳ありません…という気持ちでいっぱいです)。

前の晩に疲れ果てて風呂にも入らずに寝落ちし、朝も普通に見支度して出るだけでもギリギリの時間に起きているのにシャワーを浴び、濡れた髪のまますっぴんで出社したことも…。
恐ろしい…。

こんな時にシャワー浴びても間に合う!て判断してしまうところがもうダメなんですよね。
日ごろからこんなギリギリ生活をしていると、ちょっと電車が遅れただけでもう遅刻確定。
数分の電車遅延も命取り!

そんな綱渡り生活は、自分に後輩が出来始めると改めざるを得なくなりました。
注意しなければいけない立場ですからね…。

そして、注意する立場になって特定のスタッフだけに数分~10分程度の遅刻が目立つことに気づき、思ったんです。
「ああ、この子たちは私と同じタイプかも…傍から見たらこんな感じなんだぁ。」
どうしてしょっちゅう「少ーしだけ」遅れてしまうのかが、何か想像出来てしまいました。

恥をかきたくない、この後輩ちゃんたちより劣っていてはいけないというプライド意識だけで奮起し、少なくとも仕事では遅刻やギリギリ行動も無くなっていきました。

プライベートでは…仕事よりはちょっと気が緩むことも…。ですが、どうしても間に合わない時は約束の時間前に連絡を入れたり(そんなの当たり前ですけどね…)、遅れることはかなり少なくなりました。
そう、気合入れたらどうにかここまで変われました。

そして今、出産を経て、会社の始業や仕事関連の予定に対しては早め早め人間です。
自分だけでなく子供の準備も済ませたうえで間に合わなければならない生活。
ものすごーく余裕を持たせておかないと、ちょっと何か上手くいかなければ即遅刻決定ですしね。

10分15分の遅刻人間が、10分15分前、何なら30分前出社もザラになっていました。
別に誰かにアピールしたいとかそういうのもありません。
早めに着くか、(子供の病院等で)ものすごく遅れるか、休むか。

それ以外は無い、という感じになっていたのです。

そして、毎朝子供と向き合ってバタついた後なので、気持ちを落ち着かせてその日の段取りを整理する時間を持ちたいというのもあります。

この段取りタイムのある無しで、その日の効率が変わってくるから!
コーヒーを飲みながらホッと一息ついて、タスク確認&整理。
●時までにこれとこれ。●時までにコレをやる!

●時にはこの状態になっている…と書き出して自分に言い聞かせる時間。
これが自分のルーティンです♪

ちなみに休みの日に出かける際も、夫からすると
「家を出る時間に対して何故そんなに早く起きるの?」
と思っているみたい。

洗濯やら子供との朝食、自分の支度だけでなく出先で子供に必要になりそうなものの準備…。
その辺を全部朝やろうと思えばそうなるんですけどねー。
(私は疲れている夜に色々やるより、早く起きてやりたい派です。)

そのおかげで、出先で
「それなら持ってるよ」
「コレあるよ」

と、ドラえもんのポケットか?てくらいに次から次へと
「よくぞ持ってきたね、コレ」
っていう気の利いたものが出てくるんだぞ。

気づいてるのでしょうか(笑)
母になったことは、私にこのような大きな変化ももたらしたよ、ていう話でした。
ほんと、どんどん強くなるものですよねー!