「ありがとう」の力

先日、最近は年に数回あるかないかの、子供にお弁当を持たせる日がありました。
ウチの子は意思表示がはっきりしてきて、「中身は当日ふたを開けてからのお楽しみ」、という感じではなくある程度のリクエストがあります。

久々のお弁当だし、好きなものだらけで幸せ感じて貰えればと子供にとっての鉄板おかずを詰め込みました。

その日帰宅すると、開口一番
「お母さんお弁当ありがと!美味しかったよ!
と言ってくれました。

「完食した?」
と聞くと、
「もう残すなんてあり得ないほど全部美味しかったから、全部食べたよ。」
と。

もー、そんな事言われたら全母が泣きますよねー。
実際は、ちょっとウルっと来たけど何とかその場はニコニコ切り抜けました。

世のママさんたちも、たまにこういう、母親へのご褒美のような瞬間が訪れることで全ての大変なことがチャラになり、そこからまた頑張っていると思います。
私もしばらくあの瞬間の嬉しさを思い出しながら頑張れそう(笑)

しかも、こんなに喜んでくれたお弁当ですが、お料理上手な方のお弁当と比べたら…子供受けするようなビジュアルでもなく、ただ好きなものを詰め込んであることだけは間違いない、という事くらいしか誇れるポイントが無い代物。
これでこんなに喜んでもらえるなんて、ありがとうはこっちのセリフだよ。

そして、今まで、何かしてもらったり気遣ってもらったことに対しての反応としてその場で言う
「ありがとう」
は多々聞いたことがあったけど、
「(そういえばあの件、●●してくれて)ありがとう。」
というように「改めてお礼」みたいに子供が言ってくる場面てまだそんなに無かった気がするんです。

更に、ただでさえ料理があまり得意とは言えない私にとって結構な重いミッションであるお弁当作りが報われたというのも相まって、ものすごく嬉しい「ありがとう」でした。
こういう「ありがとう」を人に言えるくらいに成長してくれたのね!というのも嬉しかったです。

これからは家族以外にも伝えられる人になってくれるように導けたらいいなと思います。

そして、私も。
誰かの一日をハッピーに出来る「ありがとう」、最近言えてたかな?

買い物に行った先で店員さんに。
事務手続きの窓口の方に。
職場の先輩・後輩や同僚に。
自分の両親に…等々。

働く側の立場からすると、お客様や職場の先輩からの
「ありがとう」「すごい助かった。」
等の言葉が本当に励みになりますしねー。
全母が泣くのと一緒です。

まず、我が家ではこの嬉しさをパパにも味わってもらいたいと思います。
日ごろパパにちゃんとありがとうって言えてるのか怪しい我が子。
平日はすれ違いの日々なんですよねー。

日々の暮らし、ほぼほぼパパの頑張りのおかげといっても過言ではないので、何事にも感謝の気持ちをもってもらわないと!
これは私の態度と教育次第になりますかね…。

こどもが発したありがとうの一言で、色々考えた日でした。