ママの一日は、それはそれは慌ただしいですよね。
朝は家族の誰よりも早く起き、朝ごはん、幼稚園・保育園・学校や会社に行く人を送り出し、自分の朝ごはんは立ったままかきこんだり。
仕事をしているママは、そのうえで自分も出勤。
もしくは未就園児の相手をしながら掃除、片付け、洗濯…。
お散歩や公園に連れ出したり、買い物したり。
トイレトレーニングを頑張ったり。
ある人は離乳食に格闘しているでしょう。
あっという間に昼になり、子供の帰宅時間やお迎え、お風呂、夕食の時間に。
子供が寝た後は、やりきれなかった家事。
特に「歩き始めたばかり」前後位の子がいて、家事すら思うようには出来ない!
という真っ只中にいるママさんもいるでしょうね。
そうなると、子供が寝ているときは何かするチャーンス!!
とばかりに、寝かしつけ後や早朝におかずの作り置きを頑張ってしまったり…。
そんなこんなで、気づけば寝不足が続いてしまっていませんか?
パパがお休みの土日、朝ごはんもいつもよりゆっくりで大丈夫だし、ちょっとでいいからいつもより遅くまで寝ていたいな~♪
なんて思っても、子供たちに容赦なく起こされちゃうから、毎週末に寝不足解消!というわけにもいきません。
そして、寝ていないとあらゆる事が上手くまわらない気がしてきて、家族に対してもイライラし始めてしまうものです。
それもそのはず、睡眠が不足していると、実際に日中の脳の働きや仕事の効率が低下します。
睡眠には記憶の整理のほか、脳や体の疲れをとり、体の成長を促し、傷ついた細胞を修復するという大切な役割があります。それが十分に行われなくなるわけですから当然ですね。
6時間睡眠が2週間続くと、1晩徹夜したあと同じレベルに脳のパフォーマンスが低下するという実験結果もあります。
ちなみに、日々の睡眠不足が借金のように積み重なっていくことを「睡眠負債」と言います。毎日わずかずつ積み重なる睡眠不足です。
睡眠負債をためているかどうかを確認する方法は、週末などに時間を気にせずに眠ってみること。
「時間を気にせずに眠ってみて普段より余分に眠った時間」が睡眠負債です。
そして、寝だめでは睡眠負債は解消できません。
休日に長時間寝過ぎてしまうと生活のリズムが乱れてしまうので、休日に余分に寝て寝不足を少しでも補うにしても3時間程度が限度。
なので、
「ああ、寝れてないからか、なんかキツいな…」
という自覚があるなら、もう何とかして睡眠を確保した方が良いです!
自覚が無かったとしても、日ごろ7時間以上眠れていない人は睡眠負債が溜まっている可能性が。
洗濯物を畳めていなくても、洗い物が流しに溜まったままでもいい。
掃除機かけられなかったから、せめて子供が寝た後に紙ワイパーだけでもやろうかな…と寝かしつけ後に起き上がって来なくていい。
朝ごはんやお弁当の下準備が出来てないと不安な気持ちもわかる!
でも、何なら夜の8時9時に寝ちゃった方が良い日も確実にあります。
ママの身体のために。
早く寝たら、意外とすんなり早起き出来てしまったりもしますしね。
それと、土日にはパパに協力してもらえるように、平日のうちに伝えておくことも大事ですね。ママがかなりの寝不足でキツい状態に陥っていても、言われないと気付かないパパも多いものです。
ママが頑張って笑顔で乗り切っていたら、余計気付かないでしょうね。
「日曜日だけ、私が自然に目覚めるまで寝かせて欲しいんだ」、等と具体的に伝えましょう。
日中どれだけ歩き始めたばかりの子から目を離さずに気を張っているか、自分が行きたいタイミングでトイレに行くことも出来ない事なども説明して。
それで出来なかった家事を寝る間を削ってやっている事等、なるべく簡潔に言えば、多くの方は分かってくれるでしょう。
寝ないとやってられなくないですか?
私も、特に出産後にそう思うようになりました。
睡眠負債は、すぐに返済出来るうちに是非とも解消してくださいねー!