横並びで話してみる

コロナ禍でそういった機会がなかなか無い今日この頃ですが、親しい人たちとBBQをして、炊事場で横並びになって食器などを洗いながら、他愛もない話をしているあのひとときが好きです。

しっかり手を動かしながらなので、作業にも集中力が割かれている状態。
そのせいなのか、肩の力が抜けて和やかに話が続けられる気がします。

それから、子供と一緒に餃子の餡を皮に包む作業も。
作業をしつつも、たまにポツポツとおしゃべり。

今ソレ??
みたいな話が唐突に飛び出して来たりもして面白い。

そういえば、さやえんどうの筋取りとかって、昭和の時代から親子で語り合いながら行われてきたイメージ。

こんな風に、何かしながらとりとめもなく話をするの、いいんだよなー。
と常々思っていた私ですが、ネット上で気になる発言を目にしました。

「今日はどうだった?」
「学校楽しい?」

等と真正面から聞くと
「別に。」
面倒くさそうにあしらい、何も話してくれない子供が、横並びで調理の手伝いをしてもらう時や、ウォーキングにつき合わせた時などは自分から最近の出来事などを話してくれると言うのです。

散歩に誘ったら、何か話が出来そうなお子さんですね。
そしてコレって、私が好きなあの感じに似ているような…。

横並びという状況がいいのかもしれません。
アメリカの心理学者スティンザーが発表した心理的効果「スティンザー効果」では、横並びに座る人は「自分の味方になってくれる可能性がある」と認識されると言われています。

親密度が上がりやすくなるということで、会議や恋愛に応用されているそうですが、もしかしたら子供が相手でも効果を発揮?

それと、単純に向かい合っているよりも目線がお互い外れているのでリラックスしやすいですよね。
目のやり場にも困らないです。
お互いに見ている方向が一緒なので、目に入ったものについてアレコレ言い合うこともできます。

そして、何かをしながら、という状況も良いんです。
多少の間があっても、頑張って埋めようとしなくても大丈夫。
作業に意識を向ければ気になりません。

我が子は、餃子包み作業以外だと寝る前の読書タイムにその日の出来事や、話したい事を話し始めることがあります。
その時も、ベッドの枕のところに寄りかかって横並びになっています。
スティンザー効果、信じちゃいますね。

玉ねぎの皮むきやさやえんどう等の筋をとる系の作業。
レタスをちぎる。
餃子の餡包み。

洗濯物を畳む。
それからそれから、食器を洗う横で拭き上げ係をやってもらう…。

小さな子でも、教えたらすぐに出来そうな軽作業って結構あるので、お願いされるのが好きな子供を
「ママを助けて欲しいんだけど~」
とその気にさせて、一緒にやるようにしてみてはいかがでしょうか。

「餃子包み器」を使えば、年長さん小1くらいのお子さんでも、餃子包めちゃいますし♪

こういうコミュニケーションが、後々効いてくることもあるかもしれないですよね。
そして、あまり話を引き出せないタイプのお子さんだったとしても、お手伝いしてもらえることは多ければ多いほど助かるので無駄にはならないです!

スティンザー効果利用+何かしながらのトーク、おすすめします。