楽しいことを見つけよう

先日、仕事前にたまたま朝のTV番組を観ていたらとても良いお話に出会えました。
お父さんのために毎朝お弁当を作っているという小学生の女の子のお話。

毎日5時に起きて、週末などに準備する「作り置き」なども駆使し15分程度で仕上げているというそのお弁当。

毎日内容も違って、本当にバリエーション豊か!
盛り付けも見事で、朝から食欲を刺激されてしまいました。

ご覧になった方いますか?

そのお弁当のためにわざわざ材料を買い足すのではなく、その時にあったもののみで作るというルールがあるいう点もさらに驚き。

料理中の様子も映像で流れていましたが、手際よく作業していて感動。
私には、楽しんでやっている感じが伝わってきました。

2020年、学校が休校になった時に時間があったから始めたというお弁当作り。
お父さんは嬉しそうで、毎日そのお弁当を写真に残されていました。

そして、その子が「あの休校があったから出来た」と語っていたとのエピソードを聞いて、何だかすごくパワーを貰えたんです。

色々なことが、これまでと同じように出来なくなっている今。
子供には我慢させてばかり…。とか、かわいそうとばかり思っている場合ではないかも!と。

小学生のこの子が、様変わりした日常の中で新しい事に挑戦して、三日坊主にもならず続けているんです。やりがいをもって。

しかもこの経験は、きっと一生の財産になるでしょう。
料理の腕前だって、ものすごく上がっています。

ご家族の素敵なエピソードが次々と紹介され、気づけば涙が出て来ました。

例えばお弁当づくりがきっかけでお父さんとの会話が増えている様子や、他のご家族のコミュニケーションも活発になっている話…。

お弁当作りを始めてから間もなくやってきた誕生日には「玉子焼きが上手く焼ける玉子焼き器」をおねだりしたとのこと。
それを、玉子焼き以外のおかず作りにも駆使している姿…等々。

いかにも、「感動的に作ってますよ~!!」という感じのVTRでは決してなかったんですけどね。

実は私、毎日気が張っていて疲れてたのでしょうか?
スタジオでは今年度産休から現場復帰されたアナウンサーの方も涙目に。
これは親には刺さりますよねぇ、とTVに話しかけそうになりました。

「こういう話をもっと聞きたいですね」
との言葉に、一人で100いいねくらいしたい気持ちでした。

最近の日常を振り返ってみて、自分も楽しくて子供も本当に嬉しそうだったなと思えることって何だろう。

・人がまばらな広い公園でピクニック
(栃木には良い公園がたくさんありますよね)
たこ焼きパーティー!
・家族でお好み焼き
手巻き寿司
・家族でトランプ
・家でできるちょっとしたスポーツ?
(スポンジボールをラケットで打ち合う等)

共働きで、週末は溜まった家事で半日潰れ、手が空けば手っ取り早くショッピングモールに出かけたり外食をしたり。ストレス解消に少々遠出をしたり。

そういう過ごし方が多かった我が家ですが、昨年からは上記のような場で密を避けたお出かけや、家でお店気分になれるような食事をするようになりました。
これは皆さん、そうでしょうね。

そして、総じて子供はかなり楽しんでくれているんです。
以前の余暇よりも今の過ごし方の方が子供としっかり絡んでいるからかもしれません。

トランプでこんなに笑ってくれるんだ。
バトミントンともテニスとも言えない、スポンジボールの打ち合いだけでも全身で楽しさを表わしてくれるんだ!
と、不自由な中でもたくさんの発見があったことは事実です。

家族の有難みも身に染みています。
先日もおでんをつつきながら、こうやって一緒におでん食べられる人たちがいてよかったなーと思えたし…。

そんなことを言う人では無かった?夫が、ピクニックの後やたこ焼きの後など、何かと「いや~、今日も家族で楽しんだ感があったねぇ」等としみじみと言っているのも、ちょっと笑えますが(笑)微笑ましいです。

人間ですから、ママ友さんたちと少々愚痴をこぼし合ったりする日もありますが、不自由な中でも楽しくやることは出来るんだ、楽しむ方法はあるんだということを子供に伝えていきたいと思いました。

そしてウチの子も、思いっきり夢中になれる何かを見つけてくれたらいいな。