2021年も夏休みの時期が終わろうとしています。
小学生以上のお子様がいるご家庭では、宿題との格闘が繰り広げられたことでしょう!
宿題への取り組み方って、個性が出ます。
今日は、夏休みの在宅ママ、ワーママの「子供の宿題対応」についてのお話です。
少しでも、忙しいママ達、来年以降小学生ママになる皆さまの参考になればと思います。
●在宅ママの場合
親としては、
「我が子がやる気になる声かけってどうしたらいいのかな?」
とあの手この手で子供の気持ちを盛り上げ続ける一か月間。
特に在宅ママは子供と向き合う時間が長く、時間を上手に使えるようにサポートするのがとにかく大変!
何かコツは無いのでしょうか。
20歳の時に学習塾を創業し3500人以上の生徒さんを直接指導した石田勝紀さんは、著書『小学生の勉強法』で「子供には価値基準の違う2つのタイプがいる」と述べています。
それぞれの特徴が濃い、薄いはあるそうですが、ざっくりと言うと…
・シングルタスク型
価値観「好きか嫌いか」/重視するもの「好きなこと」
→勉強でも比較的してもいいと思える分野から始めると良い。
面白くないもの、好きではないものは「どうしたら面白くなるか」考える。
「今やっておけば後で楽になるよ」と言われても、嫌いなことにすぐ取り組むきっかけにならない。
子供の「好き」領域に親が興味を示したり尊重せずに何かを強制すると上手くいかない。
・マルチタスク型
価値観「損か得か」/重視するもの「仕組み、方法、ノウハウ」
→スケジュールを作り、勉強のノウハウを教えてそれがどれだけ得かを話すと良い。
集中力はあまりないので短時間で完結させながら進める。
机の上には気が散るようなものを置かない方が良い。
親が言わなくても「今やっておけば後で楽」と自分で思っている。
…いかがでしょうか。
ちなみに、10歳くらいまではシングルタスク型に見えるお子様が多いんだとか。
我が子は過渡期?なんでしょうか。
好きなこと重視に見える反面、「後で楽になったほうが良い」と言うし、「やることリスト」を作って終わったら消し込みしていくのが好きです。
「大変なことを先にやっちゃって、後で好きなこと(ウチの場合、絵です)にゆーっくり時間とろう!」
という声かけが一番効果てきめん。
とは言え、今日は調子が出ないみたいだな…という日には、
「まずは図工の時間にしようか」
「少し鍵盤ハーモニカでも弾く?」
「Chromebookでタイピング練習15分やってから勉強する?」
という声かけも結構効きます。
また、子供はタイプに関わらず成果が目に見える形になっているのが好き。
植物観察や昆虫が好き、博物館が大好き、工作が好き…等の好きなことには集中出来るタイプなら、思い切ってその中の一つを夏休みの最初の方にやってしまうのも良いのかもしれません。
終わったら、学校で配られる宿題一覧のようなものに印をつける等して、
「時間がかかるこの課題がもう終わったなんてすごいね!」
(たくさんある課題の中で、1ステップ進んだ実感を持たせる)
「ママも今日は勉強にもなって楽しかったー♪」
(好きな事への共感・理解)
等と言って盛り上げる!モチベーションを上げる大作戦です。
●ワーママ・学童利用の場合
何と言っても大変なのは「自由研究」や「作品」系!
学童の体制にもよるかと思いますが、宿題の時間を取ってくれるところでは長期休暇期間中もしっかりと午前中に学習の時間があります。
周りの友達も机を並べて学習しますし、指導員さんたちの目もある環境。
「夏休みの友」やプリント類などはあっという間に終わらせ、「明日からやる事が無いんだけど」なんて言われてしまったりします。
自主学習のスタイルが確立されていない学年だと、親が新たにドリルやプリントを準備することにもなります。
書店で購入する以外にも、今はインターネット上で無料で配布されているドリルを家でプリントするという手もあります!便利な世の中~!
休みの途中でドリルや問題集を購入するとページを余らせ、休みが終わると放置されてしまうことにもなりがちですが、ネットで入手できるプリントなら、苦手分野のみ集中して繰り返し練習したりも出来て良いです。
問題集系は順調に終わった…しかし…。
小学校中学年くらいからですかね?自由研究や書道、読書感想文や絵画などから何かしら必ず提出するものが!
ワーママはその辺の、指導やサポートが必要な課題への取り組みが遅れがちに。
平日休みの日や、土日を利用して早めに手を付けておくのがベターです。
フルタイム勤務の友人は、「ウチの子はつい最近まで植物の水やりしかやってない気がするよー」と嘆いてました…。
土日にパパにも協力してもらって、一気に色々進めたようです。
ヤバいヤバいとは思っていたけど、何も自分ひとりで抱えなくてよかったとふと気づいたそう。
週末は溜まった家事もありますからね…。
最初からパパにも相談しておいて、協力体制を作っておくことも大事ですね。
自由研究や植物観察、工作等。
パパと一緒の方が何だか盛り上がって、楽しく取り組めるものもあります。
ドリルの丸つけも、たまにパパが登場するだけで喜ぶ子もいますしねー。
あと少しの期間ですが、ワーママの皆さんももうひと踏ん張りです!