先日、娘が発したひと言にとっても感心しました。
「50分かかってたプリントが30分で出来るようになったー!」
「えー何の話?すごいじゃん。」
年少のころからくもんを続けている我が子。
最近は難しい単元に入ると5枚解くのに1時間かかるようなこともあります。
今回は、最近苦戦していた数学のプリントを5枚解くのにかかった時間で記録を更新したんだって。
50分かかっていたのが30分になるなんて、普通にすごいですよね。
達成感で満たされること間違いなしの成果。
くもんでは、内容を細分化し段階的に少しずつ学習を進めていく手法がとられているのは有名かと思います。
一見似たような教材(理解度によっては、できるようになるまで本当に全く同じ教材を先生から渡されます)、でも実はちょっとずつ内容がレベルアップしている教材に何度も取り組み、気づいたらこんなに難しい問題も出来るようになった!という状態になります。
反復練習と、一見反復練習のようでいて実は一回目にやった時より少しレベルアップしたことをやる、をループしている感じで、気づいたらステップを何段も登れているんです。
20分の時短は同じ問題の反復中に突然達成できていました。
たまにふと立ち止まり、
「アレ?自分すごい」
と気づく瞬間がとても気持ちがいいようで、それがうちの子には合ってるんだなって思います。スモールステップメソッドすごいなぁ。
目標を細分化して、一つずつ着実に達成することで最終的な目標に近づく手法がスモールステップメソッド。
保育、学校教育、新入社員教育等々色々な現場でも取り入れられています。
最近まさに「小さく始めて、続ける。やめない工夫」や「目標設定を低くしてスモールステップによる小さな成功体験を」ということについて書かれた本を読んでいたところだったので、この目の前で起きてることが良い実例だなと思いました。
それと、スモールステップの良いところは、理由があってちょっと中断したとしても再チャレンジしやすいところにもあるんです。
再チャレンジしやすいことは「やめない工夫」「あきらめずに続けられる工夫」にもなりますね。
ところで、「1.01の法則、0.99の法則」の話を聞いたことがありますか?
1を何回かけても答えは1。よって、1の365乗は1。
だけど、1が1.01になったらどう?
1.01の365乗は37.8。
(逆に1が0.99になると、0.99の365乗は0.03。
ちょっとサボりぐせがつくと…?0.01頑張った人と0.01手を抜いた人の差は?)
1がいつもの自分で1.01がちょっと頑張った自分。
この「0.01」のぶんだけ、ちょっと頑張る、を続けてたら1年後には37.8倍に成長した自分がいるんだって。
例えば、寝る前に5分だけ読書した!とか、直接今の仕事にすぐに役立つわけじゃないけど、これを知っておくとお客様にもっと良い提案ができそうだと思える知識をネットで調べておいた、とかね。
明日の家事をちょっとだけ先取りした、でもいい。
いつもは面倒だから避けてる小さい子の「自分でやりたい」にとことん付き合った!でもなんでも☆
細かい計算に関するツッコミ等が入っていることもあるこのお話ですが、そういうのは今は置いておきましょー。単純に毎日忙しいママたちにとってはなんだか明日に、数年後に希望が持てる話だと思いません?
みんな時間無い時間無い、て毎日思ってるはずだし、中にはもう少し自分のために何かしてみたいんだけどな、て思うママだっているでしょう。
でも「1のいつもの自分と比べて1.01になるように頑張る」ならなんだかできそうじゃないですか?
その0.01の頑張りを、スモールステップメソッドで続けてみたらどうかなって。
私はここ数年の間に
・70代でMOS(Microsoft Office Specialist)合格した人
・60代だけどプログラミング学習にチャレンジしてる人
・50代で給与アップの転職かなえた人
・50代で「士業」と言われる分野の資格とって就職した人
に出会ったり、知り合いにこんな人がいるという話を友人からききました。
皆さんやりたいことをかなえつつも、一様に仰ることは
「もっと早くやってたらどうなってたかな」
てこと。
1年後、2年後に頑張って階段を数段登った自分に会ってみたいママは、1日5分でもいいから小さく何かやってみて♪