小学生が自分の課題を言語化してた話

ウチの娘は絵を描くのが好き。
好きなように描いている時もあれば、YouTubeで好きなアニメーターさんの動画を観ながら黙々と何らかの表現の練習をしていることも。

そんな娘が、先日自分が描いた女の子の絵に何やらコメントを書きこんでいました。
気になって見せてもらうと…

・目が意外とはなれてる
・目尻が意外と下がってる
・肩の描き方に課題あり

…と、自分の絵を客観的に見て今後の課題を洗い出しています。
すごいじゃないかー。
「大人でも、こういうことが大事なんだと分かっていてもなかなか出来るものではないよ。こういうこと続けていたらもっと上手になるだろうね。」

とベタ褒めしましたよ。だって本当にそう思うから。
「どうして急にこのコメント?自己レビュー?
書くようにしたの?」
と聞くと、

「いつも見てる動画のアニメーターさんがこれをやるといいって言ってたから。」
(…そして、それ以外ありませんが、何か?みたいな顔してる)

そこに山があって登りたいから登った。
ぐらいのテンションです。素直!
ああ、やっぱり素直がいちばんだ。
そして行動にうつしているところもエラい。

私としては、娘のこの行動の素晴らしいところは2つあると思ってます。

1つ目は、まずその道を極めたプロの言う事を素直に受け入れてすぐにやってみているところ。
私もね、自分よりもずーっと経験を積んでいらっしゃる方々に仕事面でご指導いただいたり、スキルアップのために日ごろ心がけるとよいことを教えていただく機会が最近多々ありまして。

「なるほど!」
「こういう指摘はありがたい!自分では気づけない!
ってめちゃくちゃ思うんです。その時は。

でも、せっかく聞いたスキルアップのための行動を即出来ているかと言うと、全部は出来ていないです。
これを書くにあたって思い出して、慌てて始めてみたこともありますよ…。
(多分こういう時始めない人もいるから、それよりはマシだと自分をなぐさめてみる!頑張って続けるよ)

時間は有限なので、今の自分に優先度の高い事を見極めて取捨選択した結果、実践していることとやれていないことがある、だったらいいけど。
せっかく良い話を聞いてそのままにしておくだけって勿体ないことですよね。

そういえば、娘は絵画の教室で先生に
「自分の手をスケッチする練習おすすめだよ、小さなクロッキー帳と鉛筆さえあればどこでもササっと出来るでしょ、手は持ち歩かなくていいんだし」
とアドバイスを受けて、即実行して次の教室の時にたくさん描いた自分の手の絵を見せて
「本当にすぐに実行してこうして見せてくれたの○○ちゃんだけ!
嬉しい!」
て褒められたこともありました。

まだまだ好きなことにまっしぐらになれる環境。
今の素直さを失わないで大人になって欲しいな。

私が思う素晴らしいところ、2つ目は自分を客観視してそれを言葉に表しているところ。
言語化ってやつですね。これはとてもよい経験だと思います。
発信してくれたアニメーターさんに感謝です。

これからの人生に、
・自分の現状を正確に把握して整理する
・その時の自分に必要な事は何かを考える
この経験は絶対に活かせるはずだから。

ママ世代にも必要なことですよね。
例えば最近なーんかイライラしちゃってるならその原因は何だろ?
紙に書くでもスマホにメモするでもいいけど、思いつく理由を書き連ねて一覧できる状態にしたら、
・やめたら心が軽くなりそうなこと
・買ったら家事効率や生活の質上がって心が上向きになりそうなもの
・ちょっとでもいいから時間作ってすぐにやったほうがいいこと
そんなことに気づけて、イライラを減らすための行動にうつせるかもしれません。

転職や就職を考えているなら、現時点での職務経歴書をまとめてみる時に、
・わたしってこういうこと経験してきたんだ
自分の強みってコレかな?
一番アピール出来るのはこの仕事のこの経験かも
…等々、職務経歴書をただ作るのではなく自分の棚卸しの時間ととらえて頭を整理する時間にすると、求人情報を見ていても着眼点が違ってくるかと思います。

それにしても、また子どもに大事なことに気づかせてもらいました。
母もまだまだ進化を止めたくないので頑張りますよー!